2009年12月15日火曜日

ハーズ・ショップ 施工実例の撮影・取材〈新潟県燕市〉


今年の9月19〜21日にオープンハウスが行われた、ハーズ・ショップの“Gさんの家”の撮影、取材に行ってきました。同行してくれたのはハーズ・ショップの長谷川泰治さんと、デザイナーの村澤一晃さん。Gさんの家は、ハーズ・ショップと村澤さんが取り組んでいるケンチクモクモノをふんだんに使った家で、夏にテーブル工房kikiで最終のツメを行っていた新作をはじめとするケンチクモクモノが、空間の中でいい感じに効いていました。



ケンチクモクモノは、カタログから選ぶ既製の建築金物や備品にいいものがないから、「それならつくればいいじゃないか!」ということで始まったプロジェクトです。量産するものではありませんから、大きな利益を生む事業ではありません。使う方にしても、わずかであってもコストが上がる要素になります。しかし、この小さなものへのこだわりは、快適な住まいをつくるための大事な本質を突いていることのあらわれです。建てるほうも住まうほうも、この小さなパーツをどう使うかということをしっかり考え抜くことで、つくり甲斐と住み甲斐がそなわる良い家が実現するのだと、撮影・取材を通じてあらためて体感しました。ハーズ・ショップで家をつくる人は、建て主の方もハーズ・ショップらしい人なんだなあ。


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